地中熱利用空調システムが完成
地中熱利用空調システムが完成しました。
川崎市とJFE 鋼管㈱、JFE スチール㈱(JFE 技研㈱)は、鋼管杭を利用した地中熱利用空調システムが南河原こども文化センター(幸区都町74-2)に完成したことから、12月22日に現地説明会を開催した。
その説明会の前に、JFE鋼管(株)常任顧問(技術開発・地中熱プロジェクト担当)君塚哲さんに話を伺った。
はじめに「井戸水が夏冷たく、冬暖かいのは皆が知っていること。そこで、なぜ今、地中熱なのか」と伺うと「日本では第1次オイルショックの時に研究されたが、その後は技術開発が止まっていた。ヨーロッパ・アメリカでは、既に導入が進んでいる。」とのこと。
そこで、今回の研究に取組んだ動機を伺った。「地球温暖化対策とヒートアイランド対策が求められていることから、空調における省エネ性能の向上と排熱を大気中に捨てない技術として、地中熱に注目した。わが社は、鋼管をつくっている会社であり、基礎の杭に鋼管を使うことが多くなり、その鋼管の中心の活用を考えた。」とのことであった。
そこで具体的に地中熱の特徴について伺った。「地中の温度は、地下5mより深いところでは、年間ほぼ一定の温度である。川崎市内の地中温度は約16℃であり、特に冷房には効果的である。今回、杭の深さは30mであるが、地中内温度の変化などのデータを収集し、今後の開発を進めたい」とこのことであった。
課題については「まだまだイニシャルコストの高いことがネックであり、公共施設での導入を梃子にして、課題を解決したい」とのことであった。
なお、平成20年度環境技術産学公民連携公募型共同研究事業として実施している。
コメント









